【この記事の要点】
- 健康診断の「要再検査」「要経過観察」は、社員が後回しにしやすい“宿題”です
- 会社には、異常の所見があった社員について医師の意見を聞くなどの対応が法律で求められています
- 人事ができるのは「宿題の把握」「受診の時間づくり」「福利厚生での相談先づくり」の3つです
- 東洋心美は、職場の漢方常備箱と全社員が使える相談窓口の2段構え。費用の目安は月30,000円〜です
「健診の結果は配ったけれど、再検査に行ったかどうかは誰も把握していない」
「『要経過観察』の社員が、毎年ほとんど同じ顔ぶれになっている」
健康診断を秋に行う会社では、ちょうど結果が社員の手元に届く時期です。封筒を開けて、どきっとした社員もいるでしょう。
けれど多くの社員は、「忙しいから、落ち着いたら行こう」と再検査を後回しにします。自覚症状がなければ、なおさらです。
人事から見ても、結果を配った時点で一区切りついた気持ちになりがちです。その間に、1年がそのまま過ぎてしまうことも珍しくありません。
本記事では、後回しにされがちな結果を健康診断の「宿題」と呼びます。宿題を放置させないために、人事と福利厚生でできることをまとめました。
なぜ健診の宿題は放置されるのか?「車検」で考える
健康診断は、体の年に1度の「車検」のようなものです。
車検で「ブレーキが少しすり減っています」と言われても、まだ走れるなら、つい乗り続けてしまいます。
体も同じです。数字に印が付いても、痛くもかゆくもないのが宿題の厄介なところです。
東洋医学では、この「まだ病気ではないけれど、整えたほうがよい状態」を未病(みびょう)と呼びます。
車でいえば、車検には通るけれど、ときどき小さな異音がする状態です。
異音の原因は、毎日の運転の癖にあることが少なくありません。人の体でいえば、食べ方・眠り方・冷え・働き方の偏りです。
健診の数字が見えるのは年に1回だけ。けれど運転の癖は、毎日の職場の中にあります。だからこそ、会社が関われる余地は意外と大きいのです。
【比較表】すぐ動ける結果と、宿題として残りやすい結果
人事の方が、どの社員に声をかけるかを考える目安として表にまとめました。
| 項目 | 本人がすぐ動きやすい | 宿題として残りやすい |
| 自覚症状 | 痛みや不調をすでに感じている | 何も感じていない |
| 判定の書き方 | 「要治療」とはっきり書かれている | 「経過観察」「生活習慣の見直し」など幅がある |
| 仕事の状況 | 比較的落ち着いている | 繁忙期や異動の直後で余裕がない |
| 受診の手間 | 休みを取りやすい | 平日の日中しか病院が開いていない |
| 相談相手 | 家族や上司に話せる | 誰にも言わずに抱えている |
企業ができる対策:宿題を「個人任せ」にしない3つの手
健診のあとのフォローは、本人の意識だけに頼ると続きません。会社として整えておきたい仕組みを3つ挙げます。
① 宿題の「全体像」を人事が把握する
会社には、健診で異常の所見があった社員について、医師の意見を聞き、必要に応じて働き方を配慮することが法律で求められています。
まずは、どの社員にどんな判定が出たのかをつかみ、産業医や健診機関に意見を求める流れを決めておきましょう。
健康情報は、とても慎重な扱いが必要な情報です。誰がどこまで見るのか、社内のルールもあわせて決めておきます。
② 再検査に行く「時間」を用意する
宿題が放置される一番の理由は、時間がないことです。再検査の日は時間単位で休めるようにするなど、行きやすい形を作ります。
上司から「行きなさい」と言うより、「行ける日を一緒に決めよう」と声をかけるほうが、動いてもらいやすくなります。
③ 福利厚生で「宿題の手前」の相談先をつくる
再検査までは言われていないけれど、疲れやすい、眠りが浅い。そんな数字に出る前の段階を相談できる先は、社内にはなかなかありません。
健康診断と同じ考え方で、相談の機会を全社員に用意しておくのが福利厚生の役割です。使うかどうかは、本人が決めます。
社員の方ご本人に読んでもらえる読み物として、グループの漢方薬局のコラムもあります。
参考:健診で「様子見」が増えてきた男性へ(漢方薬局 太陽堂)
関連記事:見えない損失「プレゼンティーズム」への対策
東洋心美ならこうする:健診と同じ「全員に機会」の2段構え
太陽堂漢方株式会社の法人向け福利厚生「東洋心美」では、健診の宿題を抱えた社員を2段階でお手伝いします。
入口:休憩スペースの漢方常備箱
オフィスの休憩コーナーに、薬膳茶・なつめといった健康食品の漢方素材を置きます。どの社員も、いつでも使えます。
甘い缶コーヒーの代わりに、温かいお茶をもう一杯。毎日の運転の癖を、休憩時間から少しずつ変えるきっかけになります。
本命:全社員が使える漢方相談窓口
再検査や治療が必要な方は、まず医療機関の受診が先です。そのうえで、「経過観察と言われたけれど、体調が気になる」という方が薬剤師に相談できます。
店舗で相談したい方は太陽堂、スマホで済ませたい方は嶺耀堂(れいようどう)のLINE相談を選べます。
全社員が使える漢方相談窓口です。実際に使うのは希望する方だけ。健康診断を全員が受けられるのと同じ形で導入できます。
月々の費用は30,000円〜が目安。初回は20%割引でスタートできます。社員数や健診の時期に合わせて、無理のない形を一緒に考えます。
よくある質問(FAQ)
健診の結果を、人事はどこまで見てよいのでしょうか?
健康情報は、とくに慎重な扱いが求められる情報です。見る人の範囲や保管の方法を社内のルールで決め、社員にも伝えておきましょう。
細かな運用は、産業医や社会保険労務士に確認しておくと安心です。
漢方の相談で、再検査の代わりになりますか?
いいえ、代わりにはなりません。再検査や治療が必要な場合は、医療機関の受診を優先してください。
漢方相談窓口は、受診とあわせて、毎日の食事や眠り、疲れやすさなどを整えたい方のための相談先です。
健診のように、全社員を対象にしないといけませんか?
福利厚生として扱うなら、全社員に利用の機会があることが基本です。東洋心美の窓口はどの社員にも開いておき、相談するかどうかは一人ひとりが決める形です。
経理上の扱いは、御社の税理士さんにも一度ご相談ください。
まとめ:健診は「受けて終わり」ではなく「宿題から」
健康診断は、結果を受け取ってからが本番です。
宿題を放置させない鍵は、本人の意識よりも、会社の仕組みにあります。
宿題の把握、受診の時間づくり、そして全社員が使える相談先。この3つがそろうと、来年の健診で「宿題が減った」と言える職場に近づきます。
まずは、お気軽に資料請求・無料相談をご利用ください。
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前原 信太郎(薬剤師)


【西洋と東洋のハイブリッド視点で、原因不明の疲労を解決】
経歴・実績: 調剤薬局で6年間勤務。伝統漢方研究会にて複数回の学術発表(2017年・2021年・2025年)。
企業様へのメッセージ: 調剤薬局での経験から西洋薬の知識にも精通しており、現在病院のお薬を服用中の従業員様でも安心してご相談いただけます。
西洋医学だけではカバーしきれない「検査では異常がないけれど、なんとなくダルい・疲れる」といったプレゼンティーズム(生産性低下)の要因に対し、治療の選択肢を広げ、多角的な視点からアプローチします。
武田 隆芳(嶺耀堂 監修 / 薬剤師・元人事部長)

経歴・実績: 病院で4年、調剤薬局で8年勤務。西洋・東洋医学の両方に精通。企業と学生を繋ぐ「やくフェス(100名規模)」を随時主催。
企業様へのメッセージ: 私の最大の特徴は、薬剤師でありながら「人事部長」の経験を持つことです。
企業側が抱える「人材定着・健康経営の課題」と、従業員側の「会社には言い出せない心身の不調」の両方を深く理解しています。
多忙なビジネスパーソンやリモートワークの社員様でも気軽に相談できるオンライン漢方相談を通じて、組織と従業員を繋ぐ懸け橋となります。









